ブラジル・ポルトガルに来た理由

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こんにちは^^
只今ポルトガルにおります。

先日より海を越え、日本の真裏のブラジル・サンパウロとポルトガルにとても重要なお仕事があり来ているのです。

今回の「仕事」は
いつもの仕事とは違うものであります。

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※サロンドートンヌ・アメリカラテンのポスター

 

私はいつも美容の世界か、デザインの世界でお仕事をさせていただいておりますが、今回は[アート]の世界です。

私が絵を描くわけではありませんが、
サロンドートンヌ・ラテンアメリカ展に当選した
日本代表(ほぼアジア代表)の画家Odamakiさんの
コーディネーター兼通訳兼絵の搬入兼自分がデザインさせていただいてるアイテム
(Odamakiさんの絵のポストカードや個展を記録したUSBメモリなど)を
プレゼンするミッションとして開催地であるサンパウロ・ブラジル、
そして日本のアートを毎年ヨーロッパ各地で展示する美術賞展(46回目)
セトゥーバル・ポルトガルにやってまいりました。
海外生活経験があること、英語が出来ること、
アーティストのアテンド経験があること、
Odamakiさんの後援事務局でデザイナーを
つとめていることなどから今回抜擢されました。

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※オープニングレセプションパーティ会場にて(Memorial da América Latina内)

 

人はアートに心を動かされたり、共感したり、生活必需品ではないのにアートがない時代はこれまでなかったのではないでしょうか。人が道具を使い始めたときには壁に絵を描き、アカデミックに教育を受けた人から全く知識のない人まで、子供から人生沢山経験を積んだ方まで、地位がある人からそんなの関係ない人まで、アート一度でも心を動かされた人にとっては、なくてはならないものとして存在し続けているように感じます。

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展示会場(Galeria Marta Traba)にて

 

今回、私が触れたのはその中でも「ハイ・アート」と言われる世界です。
アートとしてのクオリティが高いのは当然であり、
政治や経済にも近い世界なんだということを実感をもって教えられました。

18カ国、129人のアーティストが参加。
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展示会場(Galeria Marta Traba)にて

 

この世界を目指して評価される人はほんのごく一部でその中でさらにほんの一握りもないくらいの人だけが
歴史を超えて評価され、作品が残り、時代を超えて人々の記憶にも残る。
途方もなく永い時間をかけて出来た終わりのない創作の歴史の一瞬に、一人一人の人間の人生が参加し
その時代にしか日の目をみれないものから時代を超えても価値を持ち続けるものまで。
会場のいろんなところで違う文化、違う言語間のコミュニケーションが行われていたのだが、
人種のルツボのサンパウロではとても自然に映っていた。

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展示会場(Galeria Marta Traba)にて

 

今までも海外からアーティストが来日されたときにアテンドや通訳をしたことはありましが
その空間に入れた経験は大きく、自分がきた道のりの延長にはない場所に通訳という形であっても参加できたことはとても貴重な社会経験を実感させていただきました

伊澤 Izmo 昌高