
[English Version is below]
新年の御伊勢参りが恒例になりつつあります
昨年は正宮の遷宮の翌年で「おかげ年」ということもあり、往復1000km/時間にして27時間のワンデイトリップでおかげ参りをしてきました。
夜明けとともに外宮の扉が開き、計らっても難しいタイミングでの御垣内参拝。初のお伊勢様ということもあり感激でした。
今年は別宮の遷宮の翌年で去年同様に出発、道中雪が降りうっすらと積るところもあり。
高速道路も途中閉鎖区間があり、下道で凍った道路を走り伊勢に無事到着。
去年は1月2日0時に出発、6時ころ到着であったが、今年は同じ時間に出たが到着は朝の8時すぎ。伊勢インターと伊勢西インターは渋滞緩和のため8時30分で閉鎖するので途中心配しましたが、渋滞も抜け交通情報も問題ないことが分かり安心、そしてとても綺麗な日の出を車中より見ることができ清々しい気分で伊勢に到着。
まずは猿田彦神社へ。猿田彦大神は、ものごとの最初に御出現になり万事最も善い方へ“おみちび き”になる大神で、古事記、日本書紀などにも「国初のみぎり天孫をこの国土 に御啓行(みちひらき)になられた」と伝えられています。そして神宮において代々「玉串大内人(たまぐしおおうちんど)」という特別な職に任ぜられ、式年遷宮で心御柱と御船代を造り奉るなど、重要な役割を果たしてきました。
猿田彦神社ホームページ
猿田彦神社を後に伊勢神宮外宮、そして内宮へ。今年も御垣内参拝させていただきました。威儀を正しての儀式です
参拝も終わり、次の別宮へと向かう。おかげ横町の手前、五十鈴橋を渡り鳥居をくぐったところで昨年同様記念撮影をすることに。
通りがかったお兄さんにシャッターをおしてもらった。
撮影が終わりiPhoneを受け取る際に「さっき中(御垣内)に入ってお参りしていた方ですよね」と聞かれ『そうです』と小田巻先生が答え
「どうすれば中に入ってお参りできるのですか」という質問がつづく。「奉賛金を納めるか、舞を奉納する、または崇敬会に入れば特別参拝できます。私たちが入ったのは一番手前でもっと奥で特別参拝される方もいらっしゃいます」と答えると「そういうことですか、ようはこういうことですね」とゼスチャー混じりで何か納得してようにうなずいていた。それを見た私たち一同似た心中であったと思う。
確かに奉賛金を納めれば特別参拝はできますが、お金だけか?と問われたらそれは違うと答えたでしょう。
小田巻先生に教えてもらったなかで印象的だったのは「遷宮には多大な資金が必要であり、今回の遷宮では初めてその資金が足りなかったと言われている。20年に一度宮を建て直すことによって林業、宮大工などの伝統職や工芸を継承することができる」という話。自分は樵の末裔であり育った地域の樵はほぼ絶え、その代々継承する難しさを継承出来ないということ幼心ながら感じて育った。山を育てながら木を切ることを知っているのが日本の林業であり、また使われた木材の木っ端は末社にわけられたり、お守りや木札になりまったく無駄にしない。その上社殿や鳥居などに使われた檜の材料は全国の神社でさらに再利用されます。だから遷宮の存在が地球という世界規模の価値観で捉えても貴重な文化を絶えさせずに継承させている要因だったとしたらそれはとても高度な文明だと思う。

Hiroshige Ando 【Isesangu Miyagawa-no-watashi】
1300年もの間遷宮が執り行われている事実だけが存在し、それには多大な資金が必要だということ。それをどのように解釈するかは個人の価値観次第かもしれないが、私は信心深さや経済力のいずれか一方のみで達成できることではないと思いました。何かをするにはお金が必要です。使い方次第でお金は世に影響を及ぼします。もし「結局金でしょ」という方がいらっしゃるとしたらその発言はお金の本質をその程度にしか思っていないあらわれであるかもしれません。私は御垣内に入るためだけではなくこのすばらしい文化を絶えずに継承したいと思うのでほんの少しですが奉賛金を納めたいと思っています。
その後、内宮を出ておかげ横町を通り駐車場へとむかいます
内宮とおかげ横町は隣接していますが全く別次元、別空間だと感じます。
私、今回初めて伊勢うどんを食べました。ふわふわした食感が独特でした
次は別宮へ
正宮より1年遅れて去年遷宮を迎えた別宮の月読宮へおかげ参り
まっさらな木肌が目に入り、去年見た20年経過した木肌を思い出しました
伊勢神宮ホームページ月読宮
伊勢神宮(正式には単に「神宮」という)は、皇大神宮【内宮】と豊受大神宮【外宮】を正宮とし、14の別宮、43の摂社、24の末社、42の所管社、計125の宮社から成り立っています
伊勢神宮125社マップ
神社へのお参りは神頼みをするだけではありません。この長い歴史を見守ってきた神様への挨拶や今年の抱負を報告する新年のお参りはいかがでしょう
今年は去年よりも早くトータル25時間の旅となり無事戻ることができました
明日よりシゴト初め。今年もどうぞよろしくお願いいたします
English Version↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
It became annual event for me to visiting Ise-Jingu(Ise Grand Shrine) on the 2nd day of New Year’s.
It is 1000km go and return from Tokyo to Ise,and totally taking about 24hours.
It is a typical ceremony to visit Ise-Jingu Shrine at New Years days for long time as you can see this work of Hiroshige Ando, 【Isesangu Miyagawa-no-watashi】

Hiroshige Ando 【Isesangu Miyagawa-no-watashi】
A new building of exactly the same form is reconstructed once every twenty years and It has been conducted for 1300 years called “Shikinen-Sengu“
Our culture can not be able to talk without wood.We live with nature for long time especially wood.It is hard work to do once every twenty years, using so many woods,human power and huge cost.
On the other hand, it helps inheriting traditional craft, good forestry and high quality carpenter.
Old wood are recycled for other shrine repair and build, and they even use tiny piece of wood which after using for shrine build for making charms. Highly practice economy develops our good culture between human and nature.

Ise-Jingu has 125 shrines, two of Syougu, 14th of Betugu, 43th of Sessya, 24th of Massya and 42th of Syokatusya.